Aachen (アーヘン) の大聖堂 世界遺産

市庁舎の2Fから撮影

デュッセルドルフの南西約90km、車で約1時間10分。ベルギー、オランダ、ドイツ、3ヶ国の国境にある町Aachen(アーヘン)。そこには1978年、世界遺産に指定された大聖堂があります。

 

ケルンの大聖堂ほどの巨大さはありませんが、現在のケルンの大聖堂建設開始が1248年(*)で、この大聖堂はその400年以上も前の西暦786年にカール大帝によって建設が始まりました。そして皇帝の大聖堂と呼ばれています。

 

長い歴史の中で、30人もの神聖ローマ帝国の戴冠式が行なわれました。この大聖堂には、カール大帝のみならず、ローマ帝国初代皇帝、アウグストゥスの遺骨も納められているそうです。

 

* 初代のケルン大聖堂は既に4世紀に完成していたものの、1248年に火災によって消失。詳しくは、ケルンの大聖堂

 

大聖堂のすぐ近くにある市庁舎

大聖堂のすぐ目の前には、これも中世の堂々とした作りの市庁舎があります。写真の市庁舎は大聖堂のある裏側ですが、表側にはヨーロッパの雰囲気を漂わせた広い広場があり、ここも一見の価値があります。市庁舎内部は、大人1人3ユーロ(2014年) で見学ができるようになっています。

 

二つの建物から歩いてすぐのところには、Elisenbrunnen(エリーゼの泉) という有名な温泉もあります。

近くにあるElisenbrunnen(エリーゼの泉)

左の写真の建物の裏側が大聖堂と市庁舎になりますが、この白い建物の中央部分、丸くなっているところで、湧き出る温泉を見ることができます。近づいてみると、日本の温泉と同じように、強い硫黄の匂いがしてきます。公表されている温度は52度ですが、触ってみると温泉としてはちょっとぬるめ位の感触です。

 

 

May 2014  メアブッシュ在住 KY